「おんな笠」「ねぶた風恋歌」などで知られる美人歌手、松永ひとみ(まつなが・ひとみ)さん(本名・松長恵子=まつなが・けいこ)が19日、脳挫傷のため東京都内の自宅マンションで死去していたことが26日、明らかになった。53歳だった。青森県八戸市出身。25日に都内の斎場で葬儀が営まれた。お別れ会などは未定。
関係者によると、松永さんは独身で1人暮らし。連絡が取れないのを心配した親族が今月21日、マンションの管理人と警察の立ち合いのもと、チェーンロックのかかっている玄関から室内に入り、浴室で倒れているところを発見された。
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検視の結果、頭部に裂傷をともなう脳挫傷の後があり、転倒した際に頭部を強く打って出血多量などで亡くなったとみられる。死亡推定時刻は19日午後2時から午後3時頃。前日18日に所属レコード会社の社員が電話で2月上旬に予定する仕事の打ち合わせをしたときは、元気な様子だったという。
松永さんは郷土芸能「青森県手踊り」の12代名人位を最年少の14歳で獲得。1992年に「海峡平野」でデビューし、2019年に出した「歌の神様」が最後の楽曲となった。美貌に加え繊細で美しい歌声で人気があり、お酒も好きだったという。