松坂慶子が初参加 三谷幸喜×アガサ・クリスティ×野村萬斎シリーズ第3弾「死との約束」

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松坂慶子が初参加 三谷幸喜×アガサ・クリスティ×野村萬斎シリーズ第3弾「死との約束」
エベテラン女優、松坂慶子(手前)が三谷幸喜作品への初出演に「やったー」 (C)フジテレビ【拡大】

 女優の松坂慶子(68)が、三谷幸喜脚本、アガサ・クリスティ原作、野村萬斎主演のシリーズ第3弾となるスペシャルドラマ「死との約束」(フジテレビ系)に出演することが28日、分かった。
 松坂は三谷作品に初参加となる。また、3月6日午後9時から土曜プレミアム枠で放送されることも合わせて発表された。
 「死との約束」は、ミステリー界の女王・クリスティが1938年に発表した長編小説。「死海殺人事件」のタイトルで88年に映画化もされているが、日本での映像化は初となる。
 同局による「オリエント急行殺人事件」(2015年1月)、「黒井戸殺し」(18年4月)に続く三谷脚本は、舞台を“巡礼の道”として世界遺産にも登録されている熊野古道とし、時代設定を昭和30年に置き換えている。

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 松坂は、事件の被害者と事件の根幹に関わる“本堂家の人々”のキャストで、数年前に夫を亡くし未亡人として一家を束ねる本堂夫人を演じる。
 夫人は感情をむき出しにし、家族を思いのままに支配しようとする独裁者のような存在。本堂家の人間は全員、彼女の存在を好ましく思っていなかった。そんな中、家族旅行で訪れた熊野で夫人が遺体で発見される。死因は心臓発作だったが、腕には注射の跡が残されていた…。
 クリスティ作品が大好きという松坂は「三谷さんは憧れの人。お話をいただいた時はうれしくて“やったー”という感じでした。本堂夫人は家族にひどいことを言う人ではあるけれど、一方でクスッと笑えちゃう一面もあって、そこが三谷さん脚本の面白くてすてきなところ」とにっこり。
 狂言の第一人者・萬斎演じる名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)が活躍する物語だが、その萬斎についても「とてもジェントルマン。(萬斎さんが)いらっしゃると現場の空気が引きしまる」と話し、「ドラマはロケ場所やセットも含めてスケールの大きなお話。すばらしい役者さんが集結しているので、視聴者の方々もこの世界に入っていただいて大いに楽しんでいただけたら」とメッセージを寄せた。
 すでに鈴木京香、比嘉愛未、坪倉由幸(我が家)、長野里美、阿南健治の出演が決まっているが、さらに山本耕史、シルビア・グラブ、市原隼人、堀田真由、オーディションで選ばれた原菜乃華と新たなキャストが発表された。市原、堀田、原は三谷作品が初となる。
 「死との約束」のプロローグは、休暇中にホテルのバルコニーでくつろいでいた勝呂(萬斎)が耳にした言葉だった。
 「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」
 難事件が幕を開ける。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 松坂慶子が初参加 三谷幸喜×アガサ・クリスティ×野村萬斎シリーズ第3弾「死との約束」