大阪３９７人感染１５人死亡　「偽陰性」でクラスターか

　大阪府は２８日、新型コロナウイルスの感染者１５人が死亡し、３９７人が感染したと発表した。死者は累計８９５人、感染確認は４万２８２４人。陽性率は５・３％だった。大阪急性期・総合医療センター（大阪市住吉区）ではクラスター（感染者集団）発生が判明し、一般病棟の患者１２人と看護職員７人が感染した。　センターによると、１月中旬まで入院していた一般患者２人の陽性が退院後の２７日に分かり、この病棟の担当職員や他の患者に感染が広がった。入院前には全員ＰＣＲ検査をしており、検体に十分なウイルスが含まれず陰性となる「偽陰性」の可能性がある。

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　府は軽症・中等症の患者を受け入れている一定以上の規模の病院に対し、府内の重症用病床の空きがわずかになった場合は患者が重症化しても転院させず、２人程度までは引き続き治療するよう２７日付で要請した。期間は２月７日まで。
　対象は３００床以上の公立病院１１施設と４００床以上の地域医療支援病院１２施設で、すぐに運用できる病床の使用率で８５％が目安とした。１月２８日現在の使用率は８１・２％。