小池知事、都内「顕著な変化ない」　緊急事態宣言発令から３週間

　東京都の小池百合子知事は２９日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令からの３週間について、都内で１日当たり千人前後の新規感染者が続く状況から「変化が顕著に出ているわけではない」との認識を示し、引き続き人の流れの抑制に協力を求めた。
　小池氏は重症化のリスクが高い高齢の感染者の増加や重症者数の高止まり、医療提供体制の逼迫が長期化していることなどの問題点を指摘。感染者数は減少傾向を見せつつあるが「今は終わりではなく、分岐点だ。まだ宣言期間中だという認識を持ってほしい」と呼び掛けた。

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　小池氏は２９日午後、埼玉、千葉、神奈川３県の各知事とテレビ会議を開き、宣言発令から３週間となった首都圏の感染状況や医療提供体制などについて意見交換を実施。