東京都は、進学や就職の移動が多い3月に4万199人の転入超過だったが、緊急事態宣言が出た4月以降は転出が増え、転入が減った。7月から12月まで6カ月連続で人口流出に当たる「転出超過」を記録するなど、年間の転入超過数は前年比5万1857人減の3万1125人だった。
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ただ東京圏全体の転入超過は25年連続で、依然として高い水準にある。政府は24年度までに東京圏への転入数と転出数を均衡させる目標を掲げているが、達成には一極集中是正に向けた施策の抜本強化が不可欠だ。
都道府県別で転入超過となったのは埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、大阪、福岡、沖縄の8都府県。39道府県は転出超過だった。