大阪市、接種完了に半年　松井市長が見通し示す

　大阪市の松井一郎市長は２９日、市民約２７０万人を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、４月から半年程度での完了を見込んでいると明らかにした。集団接種の会場として区民センターや区民ホール、スポーツセンターなど計４３カ所を活用する。市役所で記者団に述べた。
　４３カ所については４月からの一般利用を中止し、予約分はキャンセルとなる。接種の希望者数によっては会場を増やすと説明し、民間施設や学校の体育館を念頭に検討しているとした。
　また、大阪府は医療従事者へのワクチン優先接種に関する事前調査の速報値を公表し、約３１万人が接種を希望していると明らかにした。吉村洋文知事は報道陣に「医療従事者の７９％が希望している。接種場所は医療機関で、アンケートでは多くの医療機関が協力いただけると回答してくれている」と説明した。

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