お笑いコンビ、ザブングルが3月31日をもって解散し、ツッコミ担当の松尾陽介(44)が同日付で芸能界を引退することが1日、分かった。
所属事務所は「芸能活動に区切りをつけ、新しいことにチャレンジしてみたいという松尾の思いを尊重し話し合った結果」と説明した。
ザブングルは、メガネがトレードマークの松尾がテレビ朝日系「アメトーーク!」の「運動神経悪い芸人」企画、ボケ担当の加藤歩(46)が「カッチカチやぞ!!」「悔しいです!!」のギャグで人気に。加藤は4月以降、本名でピン芸人となり、結成から22年名乗った「ザブングル」の名前に別れを告げる。
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関係者によると、松尾は40代を迎え、先輩や同世代の芸人がバラエティーのMCなどにステップアップしていく中、方向性に悩んで芸人としての限界を感じ、引退を視野に将来を模索。吉本興業の芸人と参加していた闇営業問題が2019年に発覚して謹慎したことやコロナ禍も決断するきっかけになったという。
引退後の進路は未定だが、制作や企画など裏方に転身する意向。当初は周囲から引退を止められたが、松尾は「未練はない」と前向きに話している。解散ライブは未定だが、残り2カ月の芸人活動を全うする。
ザブングル
愛知県出身の松尾陽介=1977(昭和52)年1月28日生まれ、三重県出身の加藤歩=1974(昭和49)年10月26日生まれのコンビで、1999年結成。加藤が力んだ顔で「悔しいです!!」などと叫ぶギャグで知られる。2007年、M-1グランプリの決勝に進出した。