1997年に公開され、世界中でカルト的人気を誇るカナダ映画「CUBE」が日本でリメークされ、俳優、菅田将暉(27)が主演することが1日、分かった。
原作映画は、謎の空間に閉じ込めれた男女が脱出を試みる密室サスペンスの先駆け的作品。日本の製作側は10年以上前からリメークを構想し、10月22日に同名の「CUBE」(清水康彦監督)として公開される。
物語は、謎の立方体(CUBE)のセットのみで進行。接点がなく、世代や職業も異なる男女6人が目が覚めると閉じ込められ、殺人的トラップに次々と襲われる中、仕掛けられた暗号を解明しながら脱出を目指す。
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キャストは主役級が集結。菅田は主人公のエンジニア役で、ともに閉じ込められる団体職員役を杏(34)、フリーター役を岡田将生(31)、中学生役を子役の田代輝(ひかる、13)、整備士役を斎藤工(39)、会社役員役を吉田鋼太郎(62)が演じる。
さらに、カナダ版のヴィンチェンゾ・ナタリ監督がクリエーティブ協力として携わり、同氏初の公認リメークに。原作映画の世界観を踏襲しながら、オリジナルの結末を用意しているという。
菅田は、「映画というよりは演劇的空間の中で、ともに過ごした演者の皆さんとは、奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました。こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しい。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら」と、アピール。精鋭6人が、絶体絶命の密室劇で、観客をハラハラさせる。
★セットもキャスト
2016年に主演した「オケ老人!」以来5年ぶりの実写映画出演となる杏は「1つの空間の中で作り上げることはとても大きな挑戦になりました」と1セットでの演技に充実感。岡田は「あのセットも僕たち同様にキャストでした。クランクアップしたときは本当に脱出した感覚でした」と異色作に手応え十分だった。