ワクチン国内接種遅れも　河野氏がＥＵ管理に懸念

　河野太郎行政改革担当相は２日の記者会見で、欧州連合（ＥＵ）が域内で製造した新型コロナウイルスのワクチンの輸出管理を強化した対応に懸念を表明した。「後追いの規制だ。日本国内の供給が確定できず影響が出ている」と述べた。国内の接種スケジュールが遅れる可能性もある。
　ＥＵ域内で製造されたワクチンの供給が「当初予定より大幅に未達になっているという話もある」と危機感も示した。円滑な国内供給に向け、ＥＵとの粘り強い交渉が必要だと強調。ＥＵ側から「最大限努力する」との説明を受けたとした上で「契約している分は速やかな輸出を求めたい」と訴えた。

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　供給日程が固まらない現状に関し、接種の主体となる自治体に「申し訳ない」とも語った。