同僚女性に「胸垂れてる」　奈良市がセクハラ職員減給

　奈良市は２日、非常勤職員の女性に「おまえの胸は垂れている」とのセクハラ発言をしたほか、男性職員を殴るパワハラ行為をしたとして、２人の元同僚で、まち美化推進課主務だった男性職員（５３）を減給１０分の１（４カ月）の懲戒処分にしたと発表した。上司ら８人も監督責任を問い厳重注意した。１日付。
　市によると、２０１５年１０月－１７年２月ごろ、女性に「離島で２人になっても絶対手を出さない」「下着を取ったらおまえの胸は絶対垂れている」と発言。さらに男性を靴や平手で殴った。
　女性は１７年１１月、精神的苦痛を受けたとして、市に損害賠償を求め奈良地裁に提訴、５０万円の支払いを命じた大阪高裁判決が昨年１０月に確定した。

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