俳優、角野卓造(72)がTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演。健康上の理由から舞台から退いた心境について語った。
この日の放送で角野はお笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜(37)とともにトークを展開。日本テレビ系「スッキリ」のMCを今年3月で卒業する近藤が「戻る場所(ハリセンボン)があるから旅に出られた(いろいろなことを経験できた)というのは大きいと思います」と発言すると、角野は「帰るところがあるのはいいな、っていうのは、すごくよくわかります。素敵ですね」と目を細めた。
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これに司会の阿川佐和子(67)が「角野さんもやっぱり『(戻る場所として)舞台がある』っていう…」と問いかけると、角野は「いや、僕は70(歳)になる前に舞台はいちおう一区切りはつけました。ちょっと虚血性の脳貧血っていうのが3回ぐらい。舞台の上でね、一番気持ちよくやっているときに出たりしたもんだから」と語った。
阿川が「倒れたんですか?」と聞かれ、角野は「倒れないんですよ。自分が何をやっているのか一瞬わからなくなっちゃう」と症状を説明。「スタッフ、共演者にすごい迷惑かけるのはもちろんですが、お客様に一番迷惑をかけるなと思って。だからそれはもう、やっぱり自分で考えなきゃいけないなと思ってね」と話した。
「未練はなかったですか」との阿川からの質問に、角野は「なかったです」と即答。「ずいぶんいろんなことをさせてもらったし、舞台では。ここ(背中)に背負ってたものがスッと降りたみたいな。気が楽になった」と心境を明かした。