東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言に関し、抗議の動きが拡大している。
3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね」などと発言。女性参画の流れに逆行する内容であるとして国内外で批判が高まり、4日に東京都内で会見して謝罪したが、辞任は否定。質疑では逆ギレしたり居直ったりし、さらなる批判を浴びた。
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「謝罪会見」から2日を経た6日も森氏の“失言”に対する抗議の声は止まず。署名サイト「Change.org」で4日午後にスタートした同氏の処遇検討を求める「女性蔑視発言『女性入る会議は時間かかる』森喜朗会長の処遇の検討および再発防止を求めます #ジェンダー平等をレガシーに」には、午後1時の時点で10万人以上が賛同。
呼びかけ文では「『ジェンダー平等推進』という日本を含めた世界中の国々が抱えた責務に反する、女性に対した偏見、蔑視、差別であり、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の会長発言として容認することはできません」「女性への偏見を持つ人物が会長職を継続するのは不適切ではないか」として、JOCや組織委に再発防止策の実施も求めている。
また「賛同人」の項目には、音楽家の坂本龍一(69)や元TBSアナウンサーでタレントの小島慶子(48)ら著名人も名を連ねている。