週明け8日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸し、バブル経済期以来約30年半ぶりに2万9000円の大台を一時突破した。米追加経済対策の早期実現に伴う景気回復を期待し、買い注文が膨らんだ。上げ幅は一時600円を超え、1990年8月6日以来の高値を付けた。
国内外の金融緩和で生じた大量の余剰資金が流れ込み、新型コロナウイルスの流行に苦しむ街角の景気実態とは乖離した株価水準になった。
午前終値は前週末終値比598円99銭高の2万9378円18銭。東証株価指数(TOPIX)は32・54ポイント高の1923・49で、取引時間中として2018年に記録していたバブル崩壊後の最高値を初めて更新し、91年以来の高水準に達する場面があった。
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