山口組系元組員に無期求刑　神戸側の幹部射殺事件

　兵庫県尼崎市で２０１９年１１月、特定抗争指定暴力団神戸山口組古川恵一幹部＝当時（５９）＝が射殺された事件で、自動小銃を使い殺害したとして、殺人罪などに問われた同山口組系元組員朝比奈久徳被告（５３）の初公判が８日、神戸地裁（小倉哲浩裁判長）で開かれた。朝比奈被告は起訴内容を認め、検察側が無期懲役を求刑し、即日結審した。判決は１９日。
　起訴状によると、朝比奈被告は１９年１１月２７日午後５時ごろ、尼崎市の路上で、自動小銃から弾丸１５発を発射し、古川幹部を殺害したなどとしている。
　公判は組同士の緊張関係が続いているため、裁判員裁判の対象から除外された。

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