東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、森喜朗会長の女性蔑視発言後の5日間で、大会ボランティア約390人が辞退したと明らかにした。森会長が女性理事に関する不適切な発言について謝罪した4日以降に辞退した人の数を、理由とは関係なく集計した。男女比は明らかにしていない。大会ボランティアは約8万人を予定している。問題の影響が開催準備にも及んでいる現状が浮かび上がった。
森会長の発言を理由に五輪聖火リレーのランナーを辞退した人は2人だった。組織委のコールセンターには5日間で、電話で約350件、メールで約4200件の問い合わせがあった。約9割が森氏の発言に対する抗議や意見という。
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東京都に寄せられた抗議などの電話やメールは5日夕から8日夕までに620件に上り、累計は1162件となった。都の募集で、駅などで道案内をする都市ボランティアの辞退申し込みも新たに39件が加わり、計53件となった。