大阪府は８日、１１９人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近１週間の新規感染者は１日当たり１８５人まで低下し、国に緊急事態宣言の解除を求める基準を満たした。府は９日午後に対策本部会議を開いて解除要請の是非を検討するが、これまで協調してきた近隣府県には慎重論も根強く、容認されるかどうかは不透明だ。
大阪の解除要請基準は（１）直近１週間の新規感染者が１日平均３００人以下（２）重症用病床の使用率が６０％未満－のいずれかが１週間続くというもの。（１）は達成したが、（２）の病床使用率は８日時点では６４・８％と高い状態が続いている。
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吉村洋文知事は８日、報道陣に「感染の爆発的拡大は抑えられていると思うが、解除要請は病床の逼迫（ひっぱく）状況も加味して判断したい」と述べた。