仏保健相がワクチン接種　閣僚初、アストラ社製

　フランスのベラン保健相は８日、新型コロナウイルスワクチンの１回目の接種を受けた。フランスで大統領や閣僚の同ワクチン接種は初めて。４０歳のベラン氏は医師資格があり、英製薬大手アストラゼネカ製ワクチンの優先接種の対象となった。地元メディアが伝えた。
　南アフリカはアストラ社のワクチンについて、国内で流行する変異株への効果に疑義が生じたとして接種を一時見合わせた。ベラン氏は、南アの変異株はフランス国内にほとんど広がっていないと指摘し「アストラ社製ワクチンは国内で流行するウイルスの９９％に有効だ。接種の推奨を続ける」と述べた。

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　フランスは同社製ワクチンは高齢者に対する有効性のデータが不足しているとして、接種対象を当面１８～６４歳に限定している。（共同）