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女優、芳根京子(23)が主演映画「Arc アーク」(石川慶監督、6月25日公開)で不老不死の難役に挑戦することが8日、分かった。
原作は世界的米小説家、ケン・リュウ氏の短編「円弧(アーク)」。遺体を生前の姿のまま保存する技術と不老不死が実現した近未来が舞台で、芳根は人類で初めて30歳の姿で永遠の命を得たリナ役を演じる。
芳根にとっては2014年の初主演映画「物置のピアノ」以来7年ぶりの長編映画単独主演。爽やかなイメージだが、今回は不老不死が当たり前となる社会で苦悩する姿を繊細に表現した。
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劇中では17~100歳以上を演じ、当初は「あまりの難役に恐怖が大きかった」というが、「自分に人生を終えない道があるとしたら、どう選択をするだろうかと…。想像力をたくさん膨らまして、自分の人生をより一層濃いものにしてくれた」と作品との出会いに感謝した。
共演陣も超豪華で、遺体保存の施術を行う会社の責任者・エマ役の寺島しのぶ(48)は「永遠に生きるとは…。そう遠くない未来、世界はそうなっているかもしれません」とコメント。
不老不死研究の天才科学者・天音役の岡田将生(31)も「命とは何か。命がめぐるように僕たちもこの世界で必死に回っている感覚に陥りました」と役と真摯に向き合った。
さらに倍賞千恵子(79)、風吹ジュン(68)、小林薫(69)らも出演。物語の後半はモノクロ映像で描かれるなど、17年公開の映画「愚行録」などで知られる石川監督の映像美にも注目が集まる。