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和歌山県立田辺工業高(同県田辺市)の正門奥に、米国映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した自動車型タイムマシン「デロリアン」のモニュメントが置かれている。「世界で一番有名な乗り物を」と機械科の生徒や教員、ものづくり研究部の部員らが5年越しで完成させ、同校のシンボルとして来訪者を迎えている。
きっかけは、寿命を迎えた記念樹の伐採だった。「跡地にモニュメントを」と2016年2月に当時の校長が呼び掛け、自動車関連の企業に就職する生徒が多いこともあり、機械科の高井正人教諭(51)が制作を発案した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた休校の影響で、完成が当初予定の昨年3月から昨年末にずれ込んだ。
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モニュメントはデロリアンの姿を忠実に再現し、全長約4・2メートル、重さ600キロ超。回転する台座付きで、アルミニウムなどの素材でできている。1日4回、映画のテーマ曲をBGMに約3分かけて1回転する。