デジタル相、接触アプリの「出来よくない」改善に向け厚労省と連携

　平井卓也デジタル改革担当相は９日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス対策の接触確認アプリ「ＣＯＣＯＡ（ココア）」の障害に関して「はっきり言って出来のいいアプリではなかった」と述べた。改善に向けてアプリを提供する厚生労働省と連携する考えも示した。
　平井氏は同日、音声を使った会員制交流サイト（ＳＮＳ）のアプリ「クラブハウス」上でも言及。個人情報やプライバシーに配慮し「そんなに強力な効果はなくても、ちょっと安心程度のものを目指した」と説明。国民の期待は高くなかったものの障害によって注目を集めたと指摘し、今後の対応が重要になるとの認識を示した。

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　ココアはアンドロイド版で昨年９月から陽性者との接触通知が届かない状態が続いている。