ワクチン巡り積極協力　中国主席、中東欧首脳に

　中国の習近平国家主席は９日、中東欧など１７カ国とのテレビ首脳会議に出席し、新型コロナウイルスに関し「中東欧その他の国からワクチンを巡る協力の要望があれば、中国は積極的に検討したい」と述べた。中国国営通信新華社が報じた。
　バイデン米大統領は欧州連合（ＥＵ）との関係を改善する意向。中国としてはＥＵ加盟国を含む会議参加国に影響力を強め、対抗する狙いがありそうだ。
　習氏は新型コロナを巡り「セルビアは中国企業から１００万回分のワクチンを得た。ハンガリーは中国のワクチン企業と協力している」と強調した。

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　中東欧などの首脳との会議は昨年春に北京で開く予定だったが新型コロナの流行で実現しなかった。（共同）