子ゾウを助けようとして…ゾウ１１頭滝に転落死か　タイの国立公園

　タイ中部のカオヤイ国立公園で８日までに、野生のゾウ計１１頭が滝に落ちて死んでいるのが見つかった。公園当局者が明らかにした。最初に落ちた子ゾウを助けようとして、他のゾウも転落したとみられている。このうち６頭は５日に見つかっていた。　１１頭は同じグループのゾウ。５日早朝にゾウが激しく鳴いているとの通報があり、調べたところ、滝の底で６頭が死んでいた。付近では別の２頭が、身動きが取れなくなっていて、当局が保護した。ドローンで範囲を広げて調べ、８日に５頭の死骸を見つけた。　同国立公園には、約３００頭のゾウが生息しているとみられている。