【ヒューマン】高畑充希、コロナ禍の今思う「医者だって人間だよねということを伝えたい」

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【ヒューマン】高畑充希、コロナ禍の今思う「医者だって人間だよねということを伝えたい」
“真空先生”の衣装を着た高畑。昨年12月に撮影を終え、「戻れるなら戻りたいくらいの現場」と充実感をのぞかせた=東京・六本木【拡大】
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 女優、高畑充希(29)が初の医師役で主演するテレビ朝日系「にじいろカルテ」(木曜後9・0)が、心温まる医療ドラマとして話題を呼んでいる。難病を抱えた主人公が山奥の診療所で村人たちの命を守りながら、成長していくヒューマンストーリー。コロナ禍で医療従事者が注目される中、「医者だって人間だよねということを伝えたい」と力を込める。個性的なヒロインを数多く表現してきた実力派が、生きることの尊さを演技で伝える。(ペ ン・小山理絵、カメラ・戸加里真司)
◆「にじいろカルテ」で初の医師役
 昨年12月、29歳の誕生日を迎えた高畑。20代ラストイヤーの最初を飾る「にじいろカルテ」で医師役に初挑戦し、新しいヒロインを開拓した。

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 「周りから(意見を)聞かれることが増えて、30歳になるのは大きなこと(節目)なんだなと。実年齢より下に見られるけど、いろいろなものが取れてきた感じがあって、30代は楽しみだなって思っています」
 演じるのは、山奥の診療所で働く内科医の紅野真空(くれの・まそら)。難病に冒されて救命救急の仕事を辞め、新しい居場所を求めてやって来たが、村人たちの命を守り、成長していく。
 「コロナ禍で医療従事者に注目が集まる中、医者だって人間だよねっていうことがテーマ。スーパードクターではないので、夢は見られないけど、現実の中に温かさを見いだす感覚を味わってもらう作品かなと思います。今は日常が刺激的。見ていて心が平らになるドラマもスタイルとしてはありだと思います」
◆「違うことを楽しんで」切り替え
 難病を抱える主人公だが、絶望だけにとらわれていない。「人生でどうしようもないことが降りかかったとき、違うことを楽しんだり、笑っている瞬間がみんなきっとあると思う。私の場合は気にしない。仕事が大変だったら友達とぶーぶー言いながらご飯を食べて、プライベートで何かがあったら、仕事の楽しさに助けられていたりします」とほほえんだ。
 何度もオーディションに落ちた末、中学2年のときに芸能界入り。10代は主演ミュージカル「ピーターパン」など舞台を中心に演技を磨き、20代を迎えて実力派として一気に知名度を上げた。
 2013年にNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインの義妹役でブレークし、16年の「とと姉ちゃん」では、一家の大黒柱で戦後に女性向け雑誌を創刊するヒロインをつかんだ。
 「20代は朝ドラで名前を知ってもらったし、仕事は広がりましたが、個人的には10代が大きなポイントでしたね」と振り返る。17歳の頃、デビュー前から目標にしていた舞台「奇跡の人」でヘレン・ケラーを演じたが、達成した喜びと同時に夢を失ったという。
 「燃え尽き症候群になり、人生が終わったと思いました。でも、そこから何年もたって、一昨年に同じ作品でヘレンを教育するサリヴァン先生を演じる機会に恵まれて、先につながっていく感じがした。続けていると、1つの作品でも、こういう広がり方をするんだなと思いました」と経験を積んだ先に新発見があることを実感した。
◆七色に演じる“クセが強い”役
 これまでの主演ドラマでは、箱入り娘、美食家の編集者、空気が読めない新入社員など、“クセが強い”ヒロインを次々と当たり役にしてきた。
 「私自身が絶対にブレてはいけないタイプの役は、撮影に入る前に考える時間を結構、取っています。何となく感覚で飛び込むときもあるし、流されるときは流されます。『にじいろカルテ』は自分というより、周りが物語を回してくれる。決めつけず、周りを信頼して助けてもらっています。イジってもらったりして」。周りを巻き込んだり巻き込まれたり、柔軟に役を作っている。
 30代を前にして、「今は次に目指すものを探しています」。昨年から英語を学び始め、「移住して仕事をしたいとは思わないけど、海外の人と仕事をして、こんな感性があるんだなというのを知りたいですね」と好奇心は尽きない。
 「この仕事は鳥肌が立つ瞬間や衝撃的な場に偶然、立ち会えることが定期的にある。ものすごく飽きっぽいので刺激をもらえる仕事は合っている。こんな面があったんだと驚くこともあるし、一生、自分のことが分からない気がします」
 型にはまらず、虹のように七色の魅力を放ち続ける。
高畑 充希(たかはた・みつき)
 1991(平成3)年12月14日生まれ、29歳。大阪府出身。2005年、「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバックpart2」の主役オーディションに合格し、芸能界入り。07年、歌手名「みつき」としてCDデビュー。代表作は映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」、日本テレビ系「過保護のカホコ」「同期のサクラ」など。ミュージカル「ウェイトレス」(東京・日生劇場、3月9~30日)に主演。

◆撮影以外も北村、井浦と意気投合
 「にじいろカルテ」はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などで知られる脚本家、岡田惠和氏(62)の作品。高畑演じる主人公と診療所で一緒に暮らす看護師役の北村匠海(23)、外科医役の井浦新(46)とは、カメラが回っていない場所でも意気投合しており、「私があくびをしているところを見られて『あくびしてたよね?』と言われたり。井浦さんはシャイだけど天然な方で、大先輩なのに、私と匠海君でイジることもありました」とにっこり。劇中同様、絶妙なトリオだ。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【ヒューマン】高畑充希、コロナ禍の今思う「医者だって人間だよねということを伝えたい」