アフリカ南東部の島国マダガスカルで、体長が2・16センチしかない新種のカメレオンの個体をドイツなどの研究チームが発見した。既に成熟しており、尾の部分を除いた長さの1・35センチは爬虫類の世界最小記録とみられるという。研究成果は12日までに英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
チームによると、2012年にマダガスカル北部の森林地帯で捕獲した。周辺には複数種の小型カメレオンが生息しているが、遺伝子配列の分析で新種と判明。生殖器が発達するなどしており、幼体ではなく成長した雄と結論付けた。
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近くで同種の雌も発見。体長2・89センチとやや大きく、コンピューター断層撮影(CT)で体内を調べると、形成途中の複数の卵が見つかった。
(共同)