若手詩人の登竜門として知られ、優れた現代詩集に贈られる第26回「中原中也賞」の選考会が13日にあり、東京都の会社員小島日和さん(23)の「水際」に決まった。
選考委員5人のうち、詩人の佐々木幹郎さんは「のびやかでなめらかな言葉を駆使しており、個性が十分発揮されている」とコメントを発表。小島さんは「少しでもいいものを探していくために、少しでも長く書きつづけられたら、と思います」との談話を出した。
賞は詩人・中原中也のふるさと山口市が、新人発掘などの目的で創設。今年は268点の応募があった。選考会は例年、同市で行われるが、今回は新型コロナウイルス禍のため選考委員らを招くのを見送り、東京都内で開かれた。
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贈呈式は、中原中也が生まれた日に合わせて4月29日に山口市で開かれる予定。