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13日深夜、宮城、福島両県を最大震度6強の揺れが襲った。東日本大震災から間もなく10年。当時の記憶がよみがえる。「同じくらいの揺れだ」「いつ収まるのか」。またも強い揺れに見舞われた住民は声を震わせた。津波を心配し、避難する住民も相次いだ。
地震発生時に仙台市青葉区のコンビニで働いていた男性従業員は「ゴゴゴという地響きがして、東日本大震災と同じぐらいのものすごい揺れだった。怖かった」と表情をこわばらせた。店内には客が1人。一緒に外に避難してけがはなかったが、陳列棚から落ちた酒瓶が割れた。
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宮城県石巻市の高台には、津波を心配して車で避難する住民が相次いだ。東日本大震災で自宅が全壊した主婦(50)は「突き上げるような揺れが2回ほど来た。これは10年前のようにやばいなと思い、夫や娘と家財道具を車に積んで避難した。しばらくここで様子を見たい」と不安を隠せなかった。