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俳優、三浦貴大（３５）が、３月２２日から５夜連続で放送されるＣＳ・フジテレビＴＷＯとひかりＴＶの共同制作ドラマ「彼女のウラ世界」に主演することが１５日、分かった。同名小説の実写化で、男女のすれ違いをそれぞれの目線で描く。ヒロイン役は昨年８月に前所属事務所を退社してから初のドラマ出演となる女優、剛力彩芽（２８）。２人の共演は約３年半ぶりで、三浦は「良い作品ができ上がる予感がしています」と胸を高鳴らせている。
“旬”の２人が話題作を体現する。
「彼女のウラ世界」は、昨夏に月刊情報誌「東京カレンダー」のウェブサイトに連載された同名小説が原作。男がプロポーズの翌日に姿を消した彼女の足跡を追っていくうちに、彼女の真実とともに自身の本性もあらわになっていく物語だ。
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同作では２つのストーリーが展開され、午後１１時からフジテレビＴＷＯで男目線、同１１時半から動画配信サービス、ひかりＴＶで女目線の物語が５夜連続で放送される。
登場人物のクセの強さが大きな反響を呼び、今回、ドラマ化が決定。自己中心的で、若干女性蔑視の入ったモラハラ気質の自分に気づいていない主人公・敏郎を三浦、多忙な敏郎を陰で支えるつつましい家庭的な女性・明子を剛力が演じる。
俳優、三浦友和（６９）と元歌手、山口百恵さん（６２）を両親に持つ三浦は、昨年のＮＨＫ連続テレビ小説「エール」で早大応援部５代目団長役で注目を集めたほか、今年も主演を含む３本の映画に出演するなど、勢いに乗る実力派。
制作側から「嫌みの中に愛らしさが残る」と起用された三浦は、「身近にいたら友達になりたくないというか、苦手な人物」と役の印象を語りつつも「真剣で一生懸命だけど少しずれていて、演じていて非常に楽しい」と青年のイメージを覆す新境地を満喫。２人の共演は２０１７年の配信ドラマ「フェイス－サイバー犯罪特捜班－」以来３年半ぶりで「久々にご一緒できることになり、良い作品ができ上がる予感がしています」と完成を心待ちにしている。
一方、剛力は昨年８月末に芸能事務所、オスカープロモーションを退社後、初のドラマ出演。制作側から「強い意志を持った女性をリアルに演じられる」と期待を寄せられ、１８年のテレビ朝日系「家政夫のミタゾノ」以来の連ドラ出演が決定した。
謎に包まれた明子を演じることに剛力は、「どのようにウラとオモテが重なっていくのか、皆さまにもドキドキしながら見ていただけたらうれしいです」と、呼び掛けている。
★物語
ドラマのディレクターをしている敏郎（三浦）は、慌ただしい毎日を送っている。仕事への意識は高く、面白いものを作っているつもりだが、考え方は昭和のままで男尊女卑の傾向があるが、その自覚はない。そんな敏郎が３年付き合ってきた明子（剛力）に、プロポーズした。いや、敏郎からしてみれば、２９歳の彼女に責任を感じてプロポーズをしてあげたのが本音だ。明子は忙しい敏郎を陰で支える、つつましやかな女性だった。しかし、プロポーズした翌日、明子は婚約指輪を残し、突然姿を消すのだった…。