菅首相「口出すべきでない」　五輪新会長選考過程巡り

衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相＝１７日午前、国会・衆院第１委員室（春名中撮影【拡大】

　菅義偉首相は１７日の衆院予算委員会で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長選考に関し、推移を見守る姿勢を強調した。自身が選考過程に求めた透明性の確保が十分かどうかを問われ「私が口を出すべきことではない。組織委の中で決められる」と述べた。
　立憲民主党の長妻昭氏は、辞任表明した組織委の森喜朗会長の後任を選ぶ「候補者検討委員会」のメンバーや会合が非公開だと指摘。首相は選考に透明性確保を求めたと重ねて強調した一方、選定方法は組織委のルールを尊重する考えを示した。