環境省によると、中アに生息するライチョウ2家族を8月上旬、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)と茶臼山動物園(長野市)へ移送。増えた個体の一部を、中アに返して野生復帰させる。
中アでは1969年以降、ライチョウの目撃がなく絶滅したと考えられていたが、2018年に約半世紀ぶりに雌1羽を確認。昨年8月には、北ア乗鞍岳から中ア駒ケ岳に19羽を移送するなど、生息数を増やすための取り組みを進めてきた。
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同省信越自然環境事務所の小林篤生息地保護連携専門官は「難しい計画だが、ライチョウの復活に向けて最善を尽くしたい」と意気込んだ。