英国を代表する2つの音楽賞を主催する英国レコード産業協会は25日までに、英国籍などに限ってきた受賞資格を変更し、長期居住者にも門戸を開くことを決めた。同協会が同日、明らかにした。英国で育ったのに受賞資格を得られないとして、日本人歌手リナ・サワヤマ(30)が問題提起した結果、ルール変更が認められた形となった。
音楽賞はブリット・アワードとマーキュリー賞。サワヤマは英人気歌手エルトン・ジョンも高く評価する実力派で、英主要メディアもこの問題を報じていた。受賞資格が得られることになったサワヤマは「優れた英国音楽について、今後ますます多様な定義がなされることになる」と変更を歓迎した。
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BBC放送などによると、サワヤマは新潟県生まれ。家族と移った英国で26年ほど暮らし、永住権も取得済みだが、日本は二重国籍を原則認めておらず、現在も日本国籍を維持している。(共同)