俳優、柳楽優弥(30)が26日、東京・新宿ピカデリーで行われた日蒙仏合作主演映画「ターコイズの空の下で」(KENTARO監督)の初日舞台あいさつに出席した。終戦後、生き別れになった祖父の娘を探すため、モンゴルに渡った青年(柳楽)がモンゴル人の馬泥棒と大草原を旅するロードムービー。
狼と対峙(たいじ)するシーンを振り返り、「チタン製のリードでつながれていましたが、(切れそうなぐらい)細くて。監督は『調教されているし、狼は目が悪いから大丈夫』って言うんですけど、恐ろしかった」と当時を思い出して、おもわず身震い。
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共演した馬泥棒役のアムラ・バルジンヤムについては「待てど暮らせど現場に来ないスタッフに、アムラが『俺が行くから』と連絡を入れると、すぐに来た。兄貴のような心強い存在で、男気のある人を見ていると僕も自然と力が入った」と、ハリウッドで活躍するモンゴルの英雄に刺激を受けていた。
自身も16年前にカンヌ国際映画祭で最優秀主演俳優賞に輝き、海外では知られた存在。今作は初の海外合作主演作でもあり、独マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭で国際映画批評家連盟賞と才能賞をダブル受賞している。