2018年に「東京ルージュ」でメジャーデビューした歌手、藤井香愛(32)が25日、東京・池袋西口公園野外劇場で行われた月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」主催の「みんかよ音楽祭」に出演した。
今回は発生から10年となる東日本大震災の復興に向けたエールの意味を込めて熱唱。キュートな笑顔と哀愁漂うハスキーボイスで「その気もないくせに」を披露した。
藤井は震災当時について「新しいアルバイトの初日で、バイト先の麻布十番から地元の東京・中野まで3時間以上かけて歩いて帰ったのを覚えています」と説明。昨年は日本作曲家協会奨励賞を受賞し、さらなる飛躍が期待される藤井は「被災地の一日も早い復興を心から願いながら、歌手として皆さまに少しでも笑顔になっていただけるようがんばります」と約束した。
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3月10日には「その気もないくせに」の新装盤を発売。「両A面の『鳴かない鳥』はとても切ない曲ですが、強く優しい女性の歌。藤井香愛の新しい歌声を聴いていただける楽曲になりました」とアピールした。
今回は出演の13組を代表し、歌手の三城ゆり子が復興支援のために自身の出身地で被災地、茨城県の福祉協議会などに入場料とCD売り上げの一部を寄付する。