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2009年に死去した日本舞踊家の女優、藤間紫さん(享年85)の孫で日本舞踊家の女優、藤間爽子(26)が28日、東京・永田町の日枝神社で紫派藤間流の三代目藤間紫の継承式を行った。厳かな雰囲気の中、継承の儀を執り行った爽子は「正直、まだ実感が湧いていません」と笑顔。
紫派藤間流は1987年に祖母の初代が創流。二代目を祖父で歌舞伎俳優、市川猿翁(81)が務め、爽子が三代目家元として藤間紫を襲名した。当面、女優業は爽子と名乗り、日本舞踊は紫として活動する。
3月28日には石川県立音楽堂で行われる舞踊会で襲名後初めて日本舞踊の舞台に立つが、「祖母に負けません。負けないように頑張ります。まずは祖母の作ってきた紫という色を壊すことなく、私の色を加えていけたら」と意気込んだ。
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また、兄で日本舞踊家の藤間貴彦(29)も、猿翁が命名した初代藤間翔に改名。「目標は市川猿翁さん。足元にも及びませんが、猿翁さんのように天翔ける舞踊家になっていきたいなと思っております」と誓った。
孫の晴れ舞台に猿翁は「若輩では御座いますが、両人による新たな紫派藤間流の活躍に何卒ご支援とご厚情をお願い申し上げます」などとメッセージを寄せた。