クラシックギタリスト、村治佳織（４２）が女優、吉永小百合（７５）の主演映画「いのちの停車場」（成島出監督、５月２１日公開）でエンディングテーマを作曲したことが１日、分かった。
昨年１１月に死去した東映グループ会長で同作の製作総指揮を務めた岡田裕介氏（享年７１）が、小百合の主演作「ふしぎな岬の物語」（２０１４年）のメインテーマを手掛けた村治に昨夏オファー。今作では、主人公の医師が終末期患者やその家族に向き合う物語を盛り上げる癒やしのメロディーが誕生した。
生前、同曲を聴いた岡田氏は歌詞を付けることを提案。小百合の主演作「北の桜守」（１８年）の主題歌を作ったシンガー・ソングライター、小椋佳（７７）に依頼しようとした矢先に急逝したが、関係者から話を聞いた小椋は快諾。エンディングテーマとは違う応援歌の位置づけで村治の曲に詞をつけた。
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村治と旅をするほど仲がよく、彼女が１３年に舌腫瘍を患った際も支えた小百合は「小椋さん、村治さんから大きなパワーをいただき、映画は完成しました。銀河の向こうの岡田会長にも、歌声を、楽曲を届けたい思いです」と力を込めた。