社会学者の古市憲寿氏（３６）が３日、フジテレビ系「とくダネ！」（月～金曜前８・０）に生出演。１都３県の知事が緊急事態宣言の解除に慎重な姿勢を示していることに私見を述べた。
東京都の小池百合子知事は２日、宣言の解除を巡り、新規感染者数の減少ペースが目標に届いていないとして「もう１段（対策の）ギアを上げないと間に合わないのではないか」と懸念を示した。埼玉県の大野元裕知事や千葉県の森田健作知事も宣言解除に慎重な姿勢を示している。
番組ではこのニュースを取り上げた。ＭＣを務めるキャスターの小倉智昭（７３）から「古市君は宣言早期解除派」とコメントを求められた古市氏は「そうですね」とうなずき、「そもそも緊急事態宣言に効果があるっていう立場の方にしてみても、だらだら何カ月もこうやってると、意味がないっていう方もいると思う。もしするんだったら、短期的に、集中的にガッてやらないと意味がない」と、今の形の緊急事態宣言を疑問視した。宣言を出すのであれば「諸外国のように（規制を）強くすべき」と主張し「いま宣言解除しても、しなくても、人々の行動って急に変わるとは思えない」と推測した。
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では「なぜ知事が緊急事態宣言の解除で模索しているのか」という点について、古市氏は「やっぱり目立ちたいからなのかなって思っちゃう。特に県知事の方たちって普段あんまりメディアにも出ないじゃないですか？ だけど宣言解除する、しないってことをこうやってアピールしてると、テレビにも出やすいし」と私見を述べた。これに小倉は首をひねり「それはあまりにもうがち過ぎじゃないの」と言い放つと、古市は「でも、知事の言葉を聞いてて、元通りの生活に人々が戻ってほしいって勢いをあまり感じないんですよ。恐怖をあおるばっかりで…」と返した。