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未来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校107期生卒業式が3日、兵庫県宝塚市の同校で行われ、2年間の厳しいレッスンを受けた39人が巣立った。
新型コロナウイルス感染対策を徹底して、卒業生、在校生はPCR検査を受け、出席できる保護者や学校関係者の数を限定。国歌や校歌の斉唱は取りやめて事前収録した音源を流し、在校生からのブーケ贈呈など恒例のセレモニーも行われなかった。
同校は昨春に約2カ月間休校に。107期生はリモート授業や自主練習を余儀なくされ、長期休暇の期間を短くするなど、カリキュラムを詰め込んでの卒業となった。
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「大好きな皆と過ごせる宝塚音楽学校での日々が、改めて奇跡的でかけがえのない素晴らしい日々であることに気付かされました。同期全員で一丸となって切磋琢磨しあえることに感謝の心を忘れず、自粛の日々を言い訳にせず自分に責任を持って頑張ろうと思い過ごして参りました」と首席の西村あみさん。
「芝居心を大切に、歌や踊りでも色々な魅力を見せることのできる娘役になりたいです。初心をいつまでも忘れずに、いつも謙虚にひた向きに、感謝の心を大切に努力して参ります」と今後の抱負を語った。
小林公一校長(61)は「どのような状況に置かれても音楽学校で学んだことを自信として、対応していける力を養っていってほしい。そのためにも今まで以上の自覚を持って精進してください」とエール。
107期生は6月25日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する宝塚歌劇団宙組公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」「D?licieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-」(兵庫・宝塚大劇場)で初舞台を踏む予定。