与党、緊急事態宣言延長に理解「コロナ封じ込めを」

　与党は３日、菅義偉首相が首都圏４都県に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言を２週間程度再延長する意向を表明したことに関し「コロナを一度封じ込めた方が良い。正しい判断だ」（自民党の小野寺五典組織運動本部長）と理解を示した。宣言解除に慎重な小池百合子東京都知事らへの配慮との指摘も出た。
　自民党の閣僚経験者は取材に「飲食店は苦しみながら何とかやっている状況だが、世論の不安や反発を考慮すれば、延長以外の選択肢はない」と指摘。自民党関係者は「首都圏の知事が解除に慎重だ。仕方がない」と強調した。

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　自民党幹部は「小池氏らが政府に延長を要請するのに先んじて方向性を示した方が良いという判断だ」と説明。公明党幹部は「国民に不安が残る中で解除するわけにはいかない。２週間という期間も区切りが良い」と語った。