千葉でワクチン優先接種始まる　医療従事者対象に

　新型コロナウイルス患者に対応する医療従事者らへのワクチンの優先接種が３日、千葉県で始まった。県によると、同県の優先接種対象者は約２０万人。第１弾として４０箱計約４万回分のワクチンが来週ごろまでに順次到着する見込みという。
　同日ワクチンが届いた千葉大病院（千葉市）では、医師や看護師ら１１人にワクチンを接種した。接種後、記者団の取材に応じた横手幸太郎院長は「医療体制が逼迫する状況で、接種は心強い。一日でも早く人々にワクチンが行き届き、社会の安心が戻ることを期待したい」と話した。

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　同院は、国が先行接種の対象者に実施している健康調査とは別に、独自にワクチンの効果を研究し情報発信する「コロナワクチンセンター」を先月開設。接種前と後に採取した血液や唾液の成分を比較して抗体の程度や副反応を調べる計画で、この日は接種前の採血なども実施された。