ダイドーグループホールディングスが4日発表した2021年1月期連結決算は、純利益が前期比80・1%増の32億円だった。人気アニメ「鬼滅の刃」に登場するキャラクターをあしらった缶コーヒーの販売が寄与した。昨年10月に発売し、累計1億本超を製造しており、この先数カ月で完売する見通しだという。
高松富也社長はオンラインで記者会見し「従来缶コーヒーを手に取らなかった10~20代の若者や女性が『鬼滅缶』を買った」と語った。広報担当者は今後も人気アニメなどを使った商品を、「鬼滅の刃」を継続使用することを含めて検討していると説明した。
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売上高は6・0%減の1582億円だった。新型コロナウイルス流行による外出自粛で、販売が落ち込んだことが響いた。缶コーヒーは利益率が高いことから減収増益の決算となった。
22年1月期の連結業績予想も発表し、売上高は4・0%増の1645億円、純利益は18・9%減の26億円になると見込んだ。