大阪府で8日、医療従事者向けの新型コロナウイルスワクチンの優先接種が始まった。府によると、希望者は約31万人に上るが、中旬までに国から届くワクチンは約7万回分。コロナ患者を受け入れてきた78の医療機関から接種を進める。
8日は大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)で後藤満一総長(70)が最初に接種を受けた。センターは院内に加え、府が敷地内に整備した「大阪コロナ重症センター」でも重症患者の治療を担っている。
後藤総長は接種後「病院内で感染が拡大しないよう、注意を払って治療してきた。ワクチンは安心のご褒美のような感じがする」と語った。
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府が大阪市内に設けたワクチンの配送センターには6日、第1便の約3万5000回分が届いた。