元交際相手刺殺で懲役１７年　３６歳男、さいたま地裁

　埼玉県越谷市の路上で昨年９月、元交際相手の女性を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた千葉県木更津市の無職、水元義人被告（３６）の裁判員裁判で、さいたま地裁（河村俊哉裁判長）は９日、懲役１７年（求刑懲役１８年）の判決を言い渡した。
　これまでの公判で、検察側は「交際を続けたい自分の意向に従わせるのが絶望的だと知り殺害した。ストーカー事案に類する」と指摘。弁護側は当時尋常ではない精神状態だったとし、寛大な判決を求めていた。
　起訴状などによると、東武伊勢崎線新越谷駅近くで昨年９月３０日朝、出勤途中だった埼玉県川口市の会社員、石沢里美さん＝当時（２３）＝を襲撃。首を包丁で数回突き刺すなどして殺害したとしている。

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