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11日で東日本大震災から10年-。著名人が未曽有の大災害を振り返る連載第2回は、俳優、舘ひろし(70)が登場。地震発生から約1カ月後、石原軍団として岩手・石巻市で行った炊き出しについて初めて語った。昨年8月に死去した故渡哲也さん(享年79)らと被災地で過ごした1週間は風呂にも入らず、寝袋で過ごしたといい、「3月11日がくると必ずあのときのことを思い出す」としみじみ。逆に被災者から勇気をもらった時間に感謝した。
■風呂に入らず寝袋で過ごした宮城・石巻市での1週間
あれから10年の歳月が経ち、石原軍団のトップが“被災地で見た光景”について口を開いた。
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3月上旬に東京都内で取材に応じた舘は「売名行為と言われようが、被災地の方々を元気づけるために現地へ行った方がいいと決断した」と車に食材や調理器具を積み、事務所の石原プロモーション総出で駆けつけた日々を振り返った。
■鉄の結束を誇る軍団の名物
今年1月に事実上の解散をした同社は昭和の大スター、石原裕次郎さん(享年52)が1963年に映画製作のため設立。撮影現場では「同じ釜の飯を食う」炊き出しが恒例で、ボスを筆頭に鉄の結束を誇る石原軍団の名物になってきた。
炊き出しは1995年の阪神淡路大震災でも敢行。舘は仕事で参加できなかったが、昨年8月に他界した淡路島出身で前社長の渡さんと渡瀬恒彦さん(享年72)兄弟らが駆け付け、被災者を励ました。
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