中国製ワクチン、ＷＨＯ承認の手続き申請

　中国外務省の趙立堅副報道局長は１０日の定例記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンを製造する中国企業が、世界保健機関（ＷＨＯ）に承認手続きを申請したと明らかにした。国産４製品が国内で承認され、海外供給も進むが、ＷＨＯによる緊急使用の承認はされていない。
　ＷＨＯが既に調査チームを中国に派遣したという。趙氏は「手続きが進行中だ」と述べた。中国は、ワクチンを共同出資・購入する国際枠組み「ＣＯＶＡＸ（コバックス）」に１千万回分を提供すると表明している。
　ワクチン使用の是非は各国当局が判断するが、自前で審査できない途上国はＷＨＯの判断に依拠することが多い。（共同）

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