工藤会市民襲撃、公判結審 トップ改めて無罪主張 8月判決

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工藤会市民襲撃、公判結審 トップ改めて無罪主張 8月判決
 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた会トップの総裁、野村悟被告(74)らの公判が11日、福岡地裁であり、弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張した。公判は結審し、判決は8月24日に言い渡される。
 検察側は野村被告に死刑、ナンバー2の会長、田上不美夫被告(64)に無期懲役と罰金2000万円を求刑している。両被告の関与を直接示す証拠はない。判決では有罪・無罪の見極めに加え、市民が標的となった襲撃事件を主導したとされる指定暴力団トップに対する極刑適用の是非の判断も注目される。

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 弁護側は「検察側は間接事実を強引に有罪に結び付けるため、独善的な推認に終始している」とし、検察側証人の証言は信用できないと主張。元漁協組合長射殺(1998年)を「工藤会を壊滅に追い込もうとする刑事政策的な判断で、強引に起訴した」と指摘した。
 両被告ともスーツに白のシャツ姿で、一礼して入廷。弁護人が読み上げる弁論に聞き入っていた。最終意見陳述で、野村被告は「どの事件にも一切関わりはなく、私は無罪。公正な判断を望む」と述べた。田上被告は「本当にひどくずさんな裁判だ」と批判した。
 

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 工藤会市民襲撃、公判結審 トップ改めて無罪主張 8月判決