十三代目市川團十郎白猿襲名を記念した市川海老蔵主演の特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」(26日後9・0、フジテレビ系)に出演する松田龍平(37)が作品への思いを語った。
松田が演じたのは柴田勝家。初めは信長(海老蔵)の弟・信勝(馬場徹)に仕え信長に謀反を企てるが、その後信長の革新的な人生哲学に心を打たれ忠誠を誓うようになる。
「お家のために忠義を尽くしてきたまっすぐな男が主である信勝を裏切り、変わり者といわれる信長に尽くすに至るその心は、勝家を想像するにとても面白いエピソードだと思った」
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
まず、そう言って役を楽しむところから始まった。撮影では切腹のシーンや介錯の所作を海老蔵に習い、その動きに「ほれぼれした」という。初共演作となるが、実は松田が20代の頃によく飲みに連れて行ってくれたという。
「久しぶりにお会いしたので何か変化はあるかなと思っていたが、相変わらず豪快でおちゃめな人でした(笑)。撮影では緊張感と遊びを両方持ってくる人だと思った。海老蔵さんの信長は想像をかき立てられる人物で刺激をもらった」
乗馬にも初挑戦しており「ようやく夢がかなった。今回の楽しみの一つでもあった」という。
ほかにも豪華出演者がそろう。信勝には手放しで愛情を注ぐ一方、嫡男の信長には愛憎相半ばする感情を抱く信長の生母・土田御前に黒木瞳、周囲には“マムシ”と呼ばれ恐れられるが、娘婿である信長を認め強固な信頼関係を築く斎藤道三に佐藤浩市をはじめ、三上博史、広瀬すず、竹中直人、北村一輝ら。
「魅力的なキャストのみなさんで送る『桶狭間』。戦国時代を生きた武士たちの命をかけた戦いをぜひごらんください」と最後に松田は呼びかけた。