判決によると、植村氏は1991年、韓国の元慰安婦の証言を取り上げた2本の記事を執筆した。西岡氏は「捏造」と指摘する論文を発表し、週刊文春も2014年、西岡氏の発言を取り上げて報じた。
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19年6月の一審東京地裁判決は、植村氏が取材で、女性がだまされて従軍慰安婦になったと聞きながら「日本軍により戦場に連行され、慰安婦にさせられた」と報じたと認定。
植村氏は東京都内で記者会見し「記事は取材に基づき書いたもので、『捏造』と断言されるのはジャーナリストにとって死刑宣告のようなものだ。極めて不当な決定だ」と話した。
西岡氏は「認められたのは当然だ。今後は言論で論争ができれば」とコメント。文芸春秋は「当然の決定と受け止めている」としている。