芸能人が事務所を離れる決断を下す背景には、誰もが“個人事業主”になれる環境が整ってきたことが大きい。
テレビやラジオに出なくても、YouTubeやSNSで自ら情報を発信することが可能に。2019年に公正取引委員会が芸能人にも独占禁止法を適用すると見解を示したことにより、“干される”リスクが減ったことも背中を押す要因の一つになっているようだ。
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芸能人が独立する理由に「お金」を挙げる芸能関係者は多い。トップクラスほど自ら稼げるため、「契約の話し合いで『事務所は何をしてくれたのか』と言われることもある」というが、先行投資をしてスターを育てる事務所から見れば「売れて辞められたら商売にならない」という声が挙がるのも自然なことだ。
独立はタレントにとってメリットだけではない。宣伝やスキャンダル対応も自ら行わなければならず、全て自己責任となる。真価が問われるのはこれからだ。 (芸能担当・宮越大輔)