菅首相、聖火リレー出発式欠席へ　国会対応を優先

　菅義偉首相は、２５日に福島県のサッカー施設「Ｊヴィレッジ」（楢葉町、広野町）で実施される東京五輪の聖火リレー出発式を欠席する方向で調整に入った。同日は２０２１年度予算案の国会審議がヤマ場を迎えるとみられ、国会対応を優先するため。複数の政府関係者が１７日、明らかにした。
　出発式は新型コロナウイルス対策のため無観客とする方針。首相は出席の有無については国会日程を理由に「検討中だ」と述べるにとどめていた。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は出席の意向を示している。丸川珠代五輪相も出席する方向だ。

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　首相は聖火リレーを巡り、１０年を迎える東日本大震災からの復興への「希望のともしび」になると指摘。「大会が近づいていると日本中に実感してもらう重要な機会だ」とも述べていた。