弁護士の八代英輝氏(56)が18日放送のTBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。東京五輪・パラリンピックの開閉会式を巡り、企画、演出の統括役を担うクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)がタレントの渡辺直美(33)の容姿を侮辱する演出を提案した問題についてコメントした。
番組では佐々木氏のグループLINEへの書き込みを取り上げ、このメッセージが約1年前に発せられていたことや、限られたメンバーのみが読むことができるものであったことを紹介した。
八代氏は、今回の書き込みが明るみになった過程について「非常に気持ち悪いなと思います」と発言。1年前になされた書き込みが、オリンピックが直近に迫り、ジェンダー問題や民族を動物にたとえる不祥事が多発しているタイミングで発覚したことに「おそらく佐々木さんを降ろしたいなり、足を引っ張りたいという方の意向が記事に反映しているんだろうなということを考えると、これに全面的に乗っかるのは非常に気持ち悪い」と語った。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
一方で八代氏は「以前見た携帯電話のCMで、ふくよかな女性のタレントが目をつぶっていて、イケメンの男性に人工呼吸目的で死んだふりをしていて、『この子は死んではいない。太っている』っていう発言があったんですよ。それを見た時に非常に不愉快な思いをした」と振り返り、「そのCMのディレクションをしたのもこの方(佐々木氏)だったと知ったんですけれども、見た目を対象にしてお笑いに変えるっていうことになんの抵抗も感じない人なんだなと言うことは思ってしまいます」と批判した。
それらを踏まえ八代氏は「(侮辱的な内容を含んだ提案を)現場で否定されて、そこには自浄作用が働いていたんだと思うんですよね。今になって改めて問題視することなのか、という思いはありますし、発言としては今のご時世、完全にダメだろうなという思いが交錯していますね」と話した。