中国・上海の文化施設「復星芸術センター」で19日、世界的な建築家、安藤忠雄さんの個展「安藤忠雄 挑戦」が始まった。海外で開かれる安藤さんの個展としては最大規模。約半世紀にわたる業績を振り返り、中国に建築予定の作品も紹介している。
東京、パリ、イタリア北部ミラノに続く国際巡回展の4回目。安藤さんがこれまでに手掛けた建築物の模型やスケッチなど300点以上を展示した。
神戸市にある「六甲の集合住宅」の模型のほか、瀬戸内海の「直島」(香川県直島町)をアートの島にするプロジェクトも紹介。代表的な作品「水の教会」(北海道占冠村)や「光の教会」(大阪府茨木市)の空間を原寸大で再現した。
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中国にある安藤さん設計の劇場や、建築予定の美術館なども紹介した。
個展は6月6日まで。期間中に安藤さん本人が出演するオンライン講演会も予定している。
個展を訪れた主婦小田晴子さん(50)=仙台市出身=は「好きで写真を撮りに行っている上海の建物のラフ画などが見られて、うれしかった」と話した。(共同)